『自助(じじょ)・他助(たじょ)・公助(こうじょ)』って知ってるかな?
災害とか、何か困ったことが起きた時に、助ける順番のこと。
様々なイベント現場でもこの順番は流用できるので覚えておこう。
まずは自助、他助、公助についてざっくりと説明するね。
まずは自分を助ける。災害に例えると、まずは自分自身の健康や、家が被害を受けている場合は、他の人の面倒を見る前に、まずは自分を助けよう。
自分には他の人を助ける能力も、やる気も、時間もあるよ!っていう環境であっても、他の人を助けている途中で自分が倒れてしまっては本末転倒。より多くの人を助けるために、まずは自分を助けよう。
次に他助。他(た・ほか)って書くけど、隣近所の人とか、家族、お友達といった近い人たちを助けよう。
自助により自身の状況を解決して、それから自分一人で何かを成し遂げようと思っても力が足りない。でも、他の人を助けて、その助かった他の人と共に行動を起こせば、自分一人で出来ないことも出来るようになる。とにかく全員を助けようとする前に、自分の次は自分と関係のある人たちを助ける。
最後に公助。同じ町内に住む人たち、地域、町、地方、国、地球、宇宙、そして未来。
自分と自分の周りの人たちの安全が確保できてから他の人を助ける事が出来るようになる。
ということ。これが自助、他助、公助。
で、これって他のことにも応用できるので、普段の生活やイベントの現場でも同じように順序をつけて行動しましょう。
東京義賊の現場でもスタッフにお願いしているのは「まずは自分を優先する」ということ。準備や片付けだったり、食事だったり、原則としてパフォーマーさん優先なんだけど、パフォーマーさんを優先する上で、自分自身がやるべきことをやらないのでは困ってしまう。
パフォーマーさんから頼まれた時を除いて、まずは自分にしか出来ないことはやってしまおう。
例えば
1.パフォーマーさんのお手伝いをする
2.パフォーマーさんが音響をチェックしたいと言う
3.慌てて音響の準備をする
4.パフォーマーさんを待たせてしまう
という流れにならないように
1.音響の準備をする
2.パフォーマーさんのお手伝いをする
3.パフォーマーさんが音響をチェックしたいと言う
4.すぐに音響チェックが出来る
であれば、音響の準備をしている間に、パフォーマーさんもご自身の準備を進められるからね。効率的(*^^*)でしょ。
人を待たせるということは、その人の時間を奪うってこと。
人を待たせないためには、自分にしか出来ないことや自分がやるべきことは率先してやって、その後に人を助けたり、共に行動をしたりしよう。そうすればお互いに気持ちよくお仕事できるよ!
この自助、他助、公助の順番、私生活でも応用がきくと思うので、色々なケースで思い返して使ってみてね。