2011年2月1日に法人登記されてから10年間の月日が流れました。今日まで株式会社東京義賊が一つひとつのイベントに対し心から向き合い、また多くの喜びの声を聞くことが出来たのも関係各所の皆様の熱いご尽力の賜物であり、心から感謝しております。
世間の関心事としては、やはり新型コロナウイルス感染症拡大でしょうか。昨年から私たちの健康で安心な生活を脅かすウイルスは感染が拡大したり、落ち着いたりを繰り返しており、私たちの居所であります首都圏を含む10都府県においては緊急事態宣言の延長が発令される見通しとなっております。
株式会社東京義賊は今から10年前に法人登記をし、関東を中心に日本全国で多くのイベントに携わらせていただきましたが、設立当時に思いを馳せますと、設立から1ヶ月ほどして東日本大震災が発生し、多くの尊い人命失われ、避難を余儀なくされた方々がいらっしゃいます。
私も小さな子どもを連れて家族で都内へ外出しており、帰宅難民となりました。
出来たてホヤホヤの会社はイベントが全てキャンセルとなり、大道芸人としての活動も「自粛という名の中止」となりました。
しかし、そこで諦めるという道は存在しませんでした。
自分の信じた道こそが、自分の進む道なのです。
その道は決して平坦ではなく、真っ直ぐでもないことは、歩き始める前から知っていたのではありませんか?
私たちが知らなかったのは、
まさかこんなに平坦では無いとは!!!!
というところだと思います。
震災の影響以外にも10年間で多くの苦労がありました。それと共に多くの笑顔に支えられ、達成感が喜びに代わり、人生に夢と希望と心の豊かさを感じる日々を過ごして参りました。
昨年は社内で「あと1年で10周年だね!」とキラキラした瞳で話していたものですが、また平坦でない道がやってきました。
ここでもう一度、思います。
道が平坦で無いことは最初から知っていたはず。違いは「まさかここまで平坦ではないとは!!!」という事だけ。
上を向いて歩いてみましょう。
こんなときは、地面が目に入らないくらい上を向いても良いかもしれません。
空には鳥が飛び、太陽が照らし、風が吹き、季節が流れています。
心にゆとりを持ち、上り坂があれば下り坂もあるものですから、信じた道を共に歩み、いくつものゴール地点を乗り越えて多くの喜びを手にする旅を続けましょう。
やっと10周年。まだまだ10周年。これからもこの道を信じて歩み続けます。想いのこもった素敵なイベントを共に作り続けましょう!
令和3年2月1日 株式会社東京義賊
代表取締役 冨永 哲