東京義賊ブログ

わき道にそれて、思いつきでしゃべる。

どんなショーでも、予め作戦を練って、構成を練って、お客さんに喜んでもらうように頑張ってるんだけど、自分で描いたストーリーに味付けをしよう!
その方法として人間性が出やすいのが思いつきでしゃべること。

「あ、そういえば、パンダのしっぽって何色か知ってます?」とか。
「聞いてくれる?昨日、夜中に帰ってきて、なんか食べようと思ってカップ焼きそば作ったんだけど、お湯を捨てる時に麺ごとドシャーってやっちゃったんだよ。」なんて話。

どうでも良いけど、「そうなんだぁー」って共感を得られるような思いつきトーク。

お客さんはショーを觀ているんじゃなくて、人を見てる。

『こいつはどんな人間だろうか?』『ショーを観る事が自分にとって有益だろうか?』
という判断を常に行いたがるので、こちらとしては完璧な演技を見せつつ、逆に思いつきトークを挟むことで、自分の人間性をさらけ出しちゃう。

そうすると、お客さんは『この人変な人だなぁ。』とか『この人の事をもっと知りたい』とか思い始める。そこまで行けば、これはだねwww

思いつきで話が出来なければ、わき道にそれよう

どういう事かって言うと、予め用意したネタであえてわき道にそれるって事。

このネタが面白ければ最高だけど、面白くなくても大丈夫。本来歩むべき道、ストーリーと違う方向に歩き出していることは觀ている人にちゃんと伝わる。

それだけで効果アリ!

わき道にそれて、そのあと本筋に戻ってくるよね?
お客さんもわかってる。本筋に戻ってくるって、お客さんは知ってる。

ということは、本筋に戻ってくる時は、お客さんと一緒に手をつないで戻ってくるってこと。

ラブラブだね!

思いつきでしゃべる。わき道にそれる。

アドリブでも作戦でもいい。用意したストーリーに変化を付けて、人間味を出して、恋をして、ラブラブになって、お客さんと一緒にショーを完成させよう。
観る側、演る側、その垣根を無くし、お客さんとチームワークでゴールを目指すには、用意したストーリーだけでなく、人間性をさらけ出したり、わき道にそれたりすることでゴールに辿り着くことができるよ。