テンポってのはスピード、速度。
リズムってのは、ビート、拍子。
どんなスピードで、どんなリズムでトークをするのかが楽しいパフォーマンスかどうかの決め手になる。
講演会でもそうなんだけど、どれだけ素晴らしい内容のトークでも、伝える力がないとぜんぜん楽しくない。
ぶっちゃけ、内容が大したことがなくても、テンポとリズムが上手だととりあえず聞いちゃうんだよね。
客層や地域性、その場の空気感によって全然ちがうので、一概に「こうやれ!」みたいのは無いんだけど、工夫を凝らすことによって伝えたいことが伝わり、聞く姿勢ができる。
TOMIのショーのトークの中でも、大切なことや、どうしても伝えなきゃいけない事なんてほんの一部しかない。それ以外の言葉も聞いてくれればそれなりに楽しめるようにはなっている内容なんだけど、とにかく伝えたいところだけは伝えなきゃ!
トークの中で伝えたい!ってところだけは
・スピードを落としてゆっくり喋るとか
・大きな声で喋るとか
・アクセントをつけるとか
・強く喋るとか
・身振り手振りをつけるとか
ってすると、「あぁ、ここを伝えたいんだな」っていうのがわかりやすくなる。
人に話を理解してもらう上で、話の全てを強調してしまうと結局全体が平均化してしまうので、わざと伝えたいところだけを上手く強調して、それ以外はリズムとテンポで楽しめるように、流れるように喋ってしまうほうが効果的。
小学校の授業とかで朗読する時に「感情を込めてしっかり発音しましょう」みたいのがあったと思うんだけど、それは大道芸においては世界観に入り込み辛く、逆効果になることが多いんじゃないかな。
集まっている人は、話を聞きに来ているんじゃないし、面白さ、楽しさ、刺激、感動を求めているので、トークもツールとして有効に利用しなくちゃ。
伝えたいところはしっかりはっきり伝える!
それ以外は流れるように、かつ楽しいテンポとリズムで喋る事で、お客さんに楽しんで貰う!
伝えたいところは同じ流れに乗せずに伝えないと、せっかく用意した流れに自分が流されちゃって誰も拾ってくれないよ♪