東京義賊ブログ

お前、いったい何者なの?

初めてあった人に、自分が何者かを説明するのは難しい。

言葉で説明しても、細かいところまでは伝わらないしね。

では、パフォーマンスではどうだろうか。

TOMIのショーを最後まで見てもらえれば、「あぁ、この人はローラーの人なんだ」って印象を持つ人が多いと思う。

そうなるようにやってるし。

ローラーに乗っているTOMI

で、大事なのは、お客さんにちゃんと自分の目的や方向性をわかりやすく伝えないと、もやっとした感じで終わっちゃうってこと。

大道芸なんで、最初から何をやるか分からない状態にして、興味をそそったりするのはテクニック。

何をやるか? 今は ひ・み・つ♪

バルーンやったり、マジックやったり、ダンス、パントマイム、ジャグリング、色々な事をやって。

とにかく楽しんでもらいつつ、だんだん盛り上がってくる。

盛り上がってきたところでメインパフォーマンスに入る。そのときに

ローラーに乗っているTOMI

僕はローラーのひと

ってなるの。

最初から結果が見えていると、その結果に対して興味がない人は見ない。
(TOMIのショーなら、最初からローラーやるってわかっていると、ローラーに興味がない人は見ないって事ね。)

でも、最後までわからないと、それはそれで、この人は何をしたかったんだろうかって事になるし、それは親切じゃない。

親切じゃないのは、楽しみ難い。

ある程度のタイミングでわかりやすくすると共に、自分がいったい何者なのか、どこに重きを置いているのかを考えて、それをちゃんと出すようにしよう。

トークも面白い。
ジャグリングも上手。
バルーンも上手。
ローラーも・・・。

とかってなるのはわかる。どの技術も、要素も、本当に大切で、どれか一つだけってことはない。

でもね、お客さんにはわかりやすく伝えたほうが良いので、どれか一つ。

どれか一つを選んで、構成上そこがメインになるようにして、わかりやすく伝えられるパフォーマンスを目指そう。

あれ?人差し指のつもりで描いたのに、中指?薬指?小指?

上手かどうかでもないんだよ。自分がメインにしたいものがメインでOK!
その一つを軸にして、様々な要素を入れてショーを構成し、わかりやすく整理してお客さんにパフォーマンスを通じて伝えられるように考えてみよう!